四日市までやってきたブロンプトンで東海道五十三次の旅day8。遅い昼食(ほぼ夕食)を取って出発したのが18時。もうひとつ宿場をクリアするのが限界かなと思いつつ、四日市宿を出発します。
ルート案内「11kmの丘越えコース」
四日市宿から石薬師宿の間は、11kmのアップダウンがあるコースです。前半はほぼ平地なのですが、杖衝坂のある丘を越えてからアップダウンのある道になります。このあたりから街灯が極端に少なくなりますので、夜は行かない方がいいです。
見所は、石薬師宿かなと思うのですが、この日、到着したのが真夜中。真っ暗でほとんど見えなかったので、翌日、再度、観光しています。詳しくは、そちらの記事をご覧ください。
※一部トレース機能がオフになっていた区間があり、そこは水色で書き加えました。
四日市の街中を進む
旧東海道は四日市宿の京方見附を過ぎたのち、国道1号線を渡り正面右の駅前商店街へ入っていきます。宿場があった場所より、こちらの駅に近い商店街の方が宿場観光していました。江戸期の街、明治期の街が分かれるところは、だいたい鉄道の駅が関係していますね。
商店街を抜けたところ。四日市のメインストリートでしょうか。車の向こうに見える細い路地が、旧東海道なので、そちらへ渡ります。
しばらく進むと徐々に街の雰囲気が変わってきます。背の低い建物が多くなってきました。
そして古い木造建築が残る懐かしい街並みに。
歩道が黄色っぽくなるのはこの地域独特みたいですね。愛知県まで青緑っぽい感じだったのに。三重県は違うのかもしれません。
天白川にかかる橋の上から海側を撮影。工業地帯の煙突が見えます。だいぶん海から離れて西に来ているようです。
逆方向の山側を撮影。お天気がヤバイかなと思ってたんですが、なんとか保ちそうですね。
ただ陽がだいぶん暮れてきました。
ちなみにこの橋を渡った向こうに日永一里塚跡があったんですが分からず。スルーして先へ進みました。
間の宿 日永
国道1号線との合流の直前に、資料館を発見。このあたりは間の宿・日永として多くの旅籠や茶屋が並んでいたようです。
国道1号線に合流しますが、この先ですぐに分岐します。
ここが日永の追分と言われるところ。左が伊勢街道、右が東海道です。
道標がありますね。京・大阪という文字が見えます。大阪という表示が出てきたのは、ここが初めてです。
旧街道を進む
先ほどの追分から、県道407号線に入ります。
県道407号線を走るのは少しで、ここで左の道へ分岐します。
分岐する道へ進む前に、県道407号線の標識が見えたので撮影しました。大津まで90km。だいぶん我が故郷に近づいてきましたね。
分岐した道はアスファルトで舗装こそされているものの、細く狭い道に。
さらに住宅街の狭い路地を進みます。
出た!クランクです。この90度で曲がる感じは・・・
ほらクランクだ。このあたり特有のカクカクした道を進んでいきます。
目の前に現れた県道407号線を横断。目の前の細い道に進みます。
芭蕉も落馬した杖衝坂を登る
内部川の手前で観光案内の看板を発見。杖衝坂・・・ヤバそうな名前の土地が出てきました。
国道1号線に合流し内部川を渡河。進行方向に見える丘に杖衝坂があるようです。
1号線を横断したところに写真正面の道が旧東海道。この付近では国道1号線を渡れないので迂回します。
迂回して戻ってきました。この先の丘に向かって前進します。
最初は傾斜もそこまでなかったんですが・・・
これアカンやつ。道に丸穴はヤバイ坂の証拠です。自転車から手を離すとそのまま坂の下まで行きそうです。
左に街角博物館という手作り感満載の資料館がありました。訪れる時間はないので、写真を撮って、再び登ります。
途中で見つけた杖衝坂の看板。命名したのは、なんとヤマトタケルノミコト!どうも古事記にも載ってるらしいです。
松尾芭蕉もここで落馬して一句読んでいるそうです。。
雨降ってたら、この急坂は絶対滑ってたな。と思いながら、自転車を押して登っていきます。
ちょっと坂が緩やかになってきました。この先が頂上です。
頂上から集落がはじまり、道は緩やかな下り坂に変わります。
この丘の頂上付近に、血塚社という神社があります。
ヤマトタケルノミコトが杖をついて坂を上り、ここで血を止めたらしいです。伊吹山で倒れたあと、京へ戻るためにここを通ったので怪我もしていたんでしょうね。
血塚社からは緩やかで長い下り坂です。だいたい坂と名前の付いているところは片側が急坂、反対側が緩やかな坂というところが多いですね。
空模様をチェック。だいぶん空が見えてきました。この空模様だと雨は降らないので、天気への心配はなくなりました。
国道1号線を進む
坂を降り切ると再び国道1号線と合流です。
しばらく進むと国道1号線から分岐。左の脇道へと進みます。ここに来るまでの途中に采女一里塚の跡があるんですがそれも見つからず。
陽が沈んだのか、あたりが暗くなってきました。
軽い丘を越えて再び国道1号線と合流。もう真っ暗です。それにこのあたりは街灯が少ないです。
浪瀬川の上から撮影。この暗さで進むのはちょっと危険な感じがします。この先にある石薬師宿で今日の旅は終わりですね。
暗くなりすぎたんですがナイトモードに切り替えるのを忘れていてブレブレ写真に。前にある国道1号線を越えたところが石薬師宿。迂回して道の向こう側へ渡ります。
道を渡ったところです。左が国道1号線、右に行くと石薬師宿になります。
石薬師宿に到着
石薬師宿に到着。真っ暗すぎてかなり感度を上げて撮影しました。
こちらが本陣跡。久々にフラッシュたきました。
遠くの街が明るい。というかここが暗い。
ここが浮世絵のモデルになった場所なんですが、暗すぎてよくわかりませんね。
そしてこの先が東海道なんですが、道が見えない。田んぼがあったり、用水路があったり、さすがに事故りそうだったので、ここで本日の旅は終了です。
なんとか鈴鹿の街へ
石薬師宿の周辺に宿泊場所がなく、とりあえず街灯のある大き目の道を見つけて鈴鹿の市街地へ向かいます。ネットカフェを見つけたのでそこに宿泊決定。ただシャワーがなかったので、温泉施設に行くことにしました。
行ったのは、イオンモール鈴鹿にある温泉施設た。受付の子と話してびっくりしたのは、なんと関西弁。ここは関西圏なんですね。
さっぱりして、ネットカフェに戻り、写真や動画を整理したあと爆睡しました。
ちょっと連日の旅で疲れているので、明日は、休息日にして伊勢神宮に行こうと思います。
つづく
“東海道五十三次day9-①石薬師宿から庄野宿まで”
“東海道五十三次day8-②桑名宿から四日市宿まで”
“東海道五十三次day8まとめ・距離・時間・ルート・予算”
“東海道五十三次の旅「日本橋から京都」全行程まとめ!”