東海道day3 東海道五十三次

自転車で東海道五十三次の旅day3まとめ 距離、時間、ルート、予算は?

東海道五十三次の旅3日目は地獄の箱根越えでした。
正直800mほどの山だと思って見くびっていました。箱根の山は天下の嶮、まさしくその通り。もう辛すぎて2度と登りたくないです。ただ今後、箱根にチャレンジする人のためにも、折り畳み自転車ブロンプトンでの旅3日目のまとめを書いておきたいと思います。

※詳しい東海道のルートや各宿場の情報は、記事末のリンクをご覧ください。

走行距離は49.7km。高度はなんと1414mにも!

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走行距離はほぼ50kmですが、半分くらい歩いてましたね。特に登りの後半はすべて歩いていた印象です。びっくりしたのは高度で、何と1414m。一度登り切って、芦ノ湖まで降り、そして再び峠の頂上まで登り、一気に三島まで降るという感じで、上がったり下がったりするんですよね。800mほどの山だと思っていたらダメです。

ルート紹介 小田原宿〜三島宿

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麓の小田原宿を出発したら、ひたすら登りです。
小田原宿と箱根宿の間に畑宿というところがあり、ここがひとつ休憩ポイントかと思います。ここを10:30くらいに出発できるのであればそのまま登って箱根で昼食でもいいと思いますが、小田原で少し観光して登ったりすると、畑宿で昼食を取ることになります。そのまま登っていくと箱根の外輪山の頂上へ(箱根は火山ですから)。そして箱根へと一挙に降ります。
箱根宿をすぎると再び上り坂になり、外輪山の頂上となる箱根峠に到着。そこからはひたすら三島まで下り坂です。降り始めたのは陽が傾いてきた時間だったんですが、何とか暗くなる前に三島まで到着できました。

箱根でも特に注意すべきポイント

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高低差です。見事に真っ赤ですね。
この旅はできるだけ旧道を走っているのですが、箱根は山道や石畳の道なので旧道は走れないところが多いです。自転車で行くときは車道で行くほうがいいです。
小田原から箱根までの上り坂で注意すべきポイントは畑宿をすぎたあたりから始まる急坂。地図の赤丸で印をしたところが地獄です。7曲がりというクネクネと曲がりくねる急坂を登り、その後も厳しい上り坂がつづきます。
下り坂では箱根峠を過ぎたあたりからが大変です。交通量が多い上に急坂なので、ブレーキをめいいっぱい引いてもかなりのスピードが出ます。さらに急カーブも続くので車道の端を走行するのがかなり難しいです。あと路肩はやばいです。砂利、ガラス、手袋あらゆるものが落ちています。なんとか車道の左をキープして進みましょう。

上り坂は後ろから来る車に注意

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とりあえず、キツイ。本当にキツイ坂道です。
黄色の看板が見えたらヤバイと思っておいてください。それと路肩に歩道がないところも多く、ガードレールがない箇所もありますので、滑ったら崖に一直線です。また真横を車がそこそこのスピードで走り抜けるので、昼間でもリアライトをつけておいた方がいいでしょう。

下り坂は道から膨らまないように

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下り坂ではスピードがかなり出せるのですが、小径車のブロンプトンではコントロール重視で降りてください。大型車が横を通過する道ですので道の真ん中に膨らんでいくとひかれます。あと直線だからとブレーキをかけずに進んでいるとカーブで曲がりきれなくなります。
昔バイクに乗っていたのでカーブやブレーキのタイミングには慣れていたのですが、自転車だけの人はヘタするとカーブで崖下に突っ込むことになります。

観光する時間はほどほどに

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じっくり名所を見ながらという旅は難しいです。なぜなら陽が落ちる前に山を降りないとダメだからです。季節にもよりますが最低16時ごろまでには箱根峠を越えて降っていく必要があります。ただ全く名所を見ないというのも寂しいですから、ある程度、自分が見たいところを決めておいた方がいいでしょう。

予算は9,000円

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飲食費が朝昼夜、それと甘酒代など飲み物代を含めて3,000円ほど、宿泊費が6,000円、合わせて9,000円です。やはり宿泊する場所の確保がいちばんの課題ですね。
ただ数日に一回はホテルに宿泊して、カラダをゆっくり休めたり、洗濯したりできると旅を快適することができます。
また、この日も名物的なものは食べられず・・・あえていうなら茶屋で飲んだ甘酒でしょうか。なかなか東海道の名物料理を食べられませんが、旅は確実に進んでいます。
この箱根が東海道いちばんの難所。ここを越えられたら、この先の峠は簡単にとは言えませんが、余裕を持ってクリアできると思います。
そして旅は4日目に。
つづく


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