東海道day10 東海道五十三次

自転車で東海道五十三次の旅day10④土山宿から水口宿まで

箱根や様々な峠で痛い目にあっていたので、休息日を入れるなど、かなり備えたからでしょうか、鈴鹿峠をあっという間にクリアして、土山宿に到着したブロンプトン東海道五十三次の旅day10。
ここからは琵琶湖を目指す旅になります。

ルート案内「10kmのミドルコース」

T53tuchiyama minakuchi

土山宿から水口宿までは約10kmのコースです。
前半は国道1号線とそこから分岐する道なので、比較的走りやすいのですが、後半はアップダウンが多く、道の分岐も少しややっこしいので注意が必要です。
見所は、水口の城下町でしょうか。戦略上需要な拠点なので、防衛を考えた道路配置になっています。

土山宿を出発

T53d10 177 1

13:30すぎに土山宿を出発。国道1号線と合流して西へ向かい、野洲川を渡河します。
実はこの辺りの東海道は国道1号線と少しずれているのですが、先を急ぐのでそちらには行かず、川を越えてから旧街道に入ることにします。

旧街道を進む

T53d10 179

野洲川を渡り、1号線と分岐。旧街道に入ったところです。このあたりは旧街道が道の色でわかるので助かります。田畑と集落が繰り返し現れる田舎街道が続きます。

T53d10 180 1

街道沿いの集落を通り抜けていきます。

T53d10 180 2

高い建物がまったくないので、空が広いです。

T53d10 180 3ichiri

イシダ電気さんのあたりが市場一里塚跡なんですが、目印を発見できず。スルーして先を急ぎました。

T53d10 180

先ほどの一里塚跡から少し行くと、街道の松が残っているであろう道が出てきました。看板に注意書きが。どうも松並木に引っかかる車が多いようです。

T53d10 181 1

大野小学校前。野洲川を渡ってからは、道の状態がよく、緩やかな下り坂なので快走しています。ほぼGoproの記録しかありません。

間の宿・大野

T53d10 181 2

地図には書かれていませんでしたが、ここは大野といって旅籠が数件あった場所だそうです。明治天皇の石碑がありますね。
ここには古い旅籠が現存しているようなのですが、ぶっ飛ばして先へ進みます。

国道1号線を横断し、田園を進む

T53d10 181kokudoodan

大野の町を抜けたところで、国道1号線を横断。正面の道へと進みます。

T53d10 182

横断したところ。ここからはアスファルトの普通の道になります。

T53d10 183 1

整地されていないので、少しアップダウンが。周りは田んぼが広がっています。

T53d10 183

田園風景と休耕中の田んぼ。長閑でキレイな風景ですね。

T53d10 184 1

この先で国道を横断します。

T53d10 184

横断する直前に、再び巨大灯籠。滋賀に入ってから灯籠のサイズが半端なくデカイです。地域性なんでしょうか。

T53d10 185

ここで国道1号線を横断。少し進むと旧東海道は左に分岐します。

T53d10 186

こちらがちょうど国道1号線から分岐したところ。左が旧東海道の県道549号線。右が国道1号線です。正面に何やら看板が見えますね。

早すぎる宿場表示

T53d10 187

水口宿までもう少し距離があるのですが、すでに水口宿の看板が。早い、早いよ。

T53d10 188

水口町も土山町も信楽町も市町村合併で甲賀市になったんですね。忍者パワー恐るべし。

今郷の一里塚跡

T53d10 190

このあたりの旧街道は県道549号線から離れたりくっついたり。距離はそれほどでもないのですが、アップダウンがあります。少し脇道を登ったところにあるのが、この写真の今郷一里塚跡。

T53d10 191

こちらの一里塚は再現だそうです。

T53d10 193

近くにはこんな感じの休憩所もあります。豪華な自動販売機のように見えなくもないですが。

県道549号線を行ったり来たり

T53d10 194

一里塚のあったところから降りてくると県道549号線と合流。そしてすぐに右へと分岐。

T53d10 195 1

何気ない丘を越えて進むと・・・

T53d10 195

また県道549号線と合流です。もうトレースするの面倒だなと思って地図を見たら・・・

T53d10 196

次の分岐が最後でした。こちらを右の道へ。

T53d10 197 1

分岐した道を進みます。かなり建物が密集してきたので、町に近づいていますね。

T53d10 197

アップダウンが多いこともありますが、やや道の分岐が複雑なので要注意です。

T53d10 198

このあたりがアップダウンの頂上でした。ここから降っていきます。

T53d10 199 1

下り坂の途中で広がる田んぼ。

T53d10 199 2akibakita

坂を降り切ると、橋の向こうに次の集落が見えます。

T53d10 199edomituke

橋の向こう側へ渡ったところです。この先が水口宿になります。

水口宿に到着

T53d10 200

こちらが水口宿に江戸見附跡。まずはここで到着の記念撮影です。

T53d10 203 1

そして宿場町を進み、県道549号線を横断します。

T53d10 203 2

水口は街道上の城下町として栄えていたので当時は大きかったのが地図を見てもわかります。しかし、JRの路線から外れているので、やはり寂れてますね。近江鉄道という地元のローカル線は走っているのですが・・・ ちなみに左手の竹でできた壁が本陣跡です。

T53d10 203

こちらが本陣跡。ゴミ捨て場なんでしょうか。

T53d10 204

説明用の看板です。奥に何かありそうですが、どうも石碑がいくつかあるだけのようなのでスルーします。

T53d10 206 1hidari

この宿場町は道の分岐が多いです。こちらは左が旧街道。

T53d10 206 2migi

そしてこちらは右が旧街道です。ナビがなかったら迷ってました。

T53d10 206 3

だんだんと商店街の雰囲気が出てきました。ただお店はほとんどありませんが。

T53d10 206 4

昼間なんですが、シャッタが閉まったお店もちらほら。

T53d10 206

近江鉄道の駅近くですが、あまり人がいません。ここを渡ると水口城の城下町です。

T53d10 207

城下町でお馴染み、クランク状の道です。しばらくカクカクとした道へ。

T53d10 208 1

一直線の道ですが、先に家が見えます。次のクランクですね。

T53d10 208 2

見事な城下町の道。左に曲がります。

T53d10 210

このクランクした道を進んでいると、道の脇に大きな石が。

T53d10 208

水口石と呼ばれる力石だそうです。東海道を旅して分かったのですが、毎日、街道を進むと結構飽きてきます。こういう石で力比べをして、旅人たちは遊んだのかもしれませんね。

林口の一里塚跡

T53d10 211

城下町の最後に一里塚跡があります。ここでネット検索して調べたんですが、滋賀県で一里塚が残ってるところはないんですよ。亀山でみた一里塚がん現存する最後のものでした。

T53d10 212

一里塚跡の拡大。ここをすぎると水口宿も終わりです。

T53d10 213kyoumituke

こちらが水口宿の京方見附跡。

T53d10 214

道路脇の大きな石が目印です。
時間は15時。ここから京都まで行けるのか?今日中にゴールできない可能性も考えつつ、次の宿場へと急ぎます。
つづく


“前の記事”
“東海道五十三次day10-③坂下宿から鈴鹿峠、土山宿まで”

“まとめ記事”
“東海道五十三次day10まとめ・距離・時間・ルート・予算”

“全まとめ記事”
“東海道五十三次の旅「日本橋から京都」全行程まとめ!”


-東海道day10, 東海道五十三次