掛川宿を出発して、袋井宿、見附宿と通過した東海道五十三次自転車の旅6日目は、次の浜松宿へ向かいます。そろそろお昼時。東海道を行くなら、どうしても食べたい!と思っていたウナギを目指します!!
目次
ルート案内「10kmのミドルコース」
見附宿から浜松宿の間は、16.5kmの川越ロングコースです。緩やかな坂はあるもの全体的にはフラットで走りやすいです。難しいのは天竜川の直前で東海道が北上するのですが、住宅街の中を曲がりながら、さらに大きな道を横断しなければならず、少しややっこしいです。天竜川を越えてからは浜松までほぼ平地。交通量の多い道を進むので注意しながら進んでください。見どころは天竜川の雄大さでしょうか。あとウナギは美味しかったです!
磐田の市街地に向かって南下
見附宿を出ると県道56号線を南下していきます。写真のように、左の側道に入るところが一箇所ありますが、基本は直進です。
ジュビロのキャラクター、鳥ですwビルも増えてきて市街地に入ってきました。
磐田駅までまもなくというところで、東海道は90度ぐるっと西の方に方向転換します。写真の交差点を右折です。
街は鳥だらけです。街をあげてサッカーチームを応援してるんですね。
こんな女の子キャラまでいるんですね。
地面を見ると選手の手形がありました。サッカーには疎く、誰か知りませんw
市街地を過ぎると再び住宅街に入っていきます。
この辺りは大乗院坂と呼ばれているらしく、昔、大乗院というお寺が近くにあったから名付けられたそうです。前にお堂のようなものが見えますね。
看板によると、くろん坊様が祀られているそうです。インド人の旅僧が泥棒に手をかけられてしまい、地元の人たちが手厚く葬ったものと言われています。昔はもう少し東海道沿いの西の方にあった祠で、こちらに移築したそうです。
ここを過ぎると、県道261号線と合流です。
かなり郊外の町になってきましたが、道の脇に松並木があり、東海道の雰囲気を醸し出しています。
宮之一色一里塚
しばらくすると現れるのが一里塚跡です。ここは大きな石碑も建てられていてわかりやすいですね。前日は見つけられない一里塚跡もあったので。
道の反対側なので、案内看板をズームで撮影しただけにしておきました。
いよいよ天竜川に沿いだが・・・
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天竜川に近づくところから、旧東海道は大きな道から分岐します。左の側道へ。
住宅街の中を進んでいき、前の交差点を右折。ここからは北へと向かいます。このあたりに長森立場があったそうです。
そして先ほどの交差点から少し行ったところで右手にある用水路っぽい小川の脇にある小道へと進路を変えます。
住宅街の中を通り抜ける小川の横を、自転車で快適に走ります。
しばらく行くと行き止まり。ここは目の前にある県道261号線と建物の向こう側にある県道413号線を越えないといけません。ということで少し迂回します。
261号線を越えて、次の413号線を越えル前に撮った写真です。中古車屋さんと工場の間が旧東海道です。
再び小川沿いを北上し、国道1号線の高架をくぐります。
先ほどの高架から少し行ったところです。この交差点を左折。西へと進みます。
少し進むと県道262号線にぶち当たりますので、ここを右折して北へ。
先ほどの場所からしばらく進むと、東海道は261号線から分岐します。左が旧東海道。
しばらく住宅街を進んでいき、住宅街の交差点を左へ。かなり大きな川に近づいているのがわかります。
そして天竜川の堤防に到達。天竜川渡船場跡という石碑が立っています。
近くで撮影してみました。新しい看板や木の立て札は朽ちるのがはやいですが、石碑はどこもしっかり残りますね。
浮世絵 見附宿
見附宿の浮世絵は天竜川の渡し船です。
現在の様子です。大きな川なので水が見えません。
現在では渡し船がないので、ここから南にある橋を目指します。
天竜川にかかる橋の側まできました。ここは青い橋と国道1号線の橋が並列しています。
橋のたもとまで来ましたが、この青い橋は車専用みたいです。もうひとつ向こうに国道1号線の橋へ向かいます。そちらには歩道がありそうなので。橋は車道を走ると逆に危ないので歩道を走ることにしています。
天竜川治水公園
先ほどの橋のたもとに記念碑が集められた公園がありました。治水事業のたびに増やしていったんでしょうか。
こんなピラミッドみたいなものもあれば。
何が書いてるかわからん碑まであります。歴史を感じますね。
先ほどの公園を越えて国道1号線の橋へ。こちらはちゃんと歩道があるので安全に渡れそう。
橋の上です。ここの橋も長い。看板に浜松の文字があります。
天竜川を渡って浜松市内へ
天竜川を渡ったところに案内看板がありました。東海道というと江戸時代って感じがしますが、それ以降も重要な幹線道路。いろんな歴史が書かれています。
天竜川を渡ると、堤防沿いをもう少し南へ。旧東海道に戻る道へと移動します。
天竜川の方向を一枚撮影。
ここにも明治天皇関連の碑文があります。
そして堤防を下りる道を発見。この辺りから旧東海道になります。
中川屋さんでウナギを食べる
この堤防の近くにあるウナギ屋さんが中川屋さんです。
東海道沿いのお店を探していて、ちょうどお昼頃につく場所を選びました。明治10年創業の老舗。井戸からくみ上げたキレイな水の中でしばらくウナギ泳がせて、臭みをとってから出すそうです。ここで旅のスケジュールに大誤算が発生。大人気のお店すぎで1時間ちょい待つことになってしまいました。
ただ待ったかいはありました。これがうな丼&ひつまぶしセット。
こっちがうな丼、肝焼き付き。
こっちがひつまぶし!
ウナギといえばお吸い物。
そしてお漬け物でござる!どれも美味しくて大満足!東海道の旅も5日目にして、やっと名物料理を食べることができました。
お腹いっぱいになったら出発
うなぎをお腹いっぱい食べてちょっと休憩といきたいところですが、待ち時間で1時間以上ロスしているので先へと急ぎます。天竜川左岸の街並みと東海道はこんな感じです。
安間一里塚
先ほどのうなぎ屋さんから住宅街をしばらく進むとあるのが、安間一里塚の跡。姫街道の一里塚も兼ねていたそうです。
こちらが説明書きの拡大図。
スピードアップして浜松宿へ
先ほどの一里塚から少し進むと、東海道は県道312号線と合流します。
この辺りからスピードアップしているため写真が少なくなっています。 国道1号線の高架をくぐってしばらく進んだところ。街道沿いの松並木が残っていますね。
赤信号で止まった天竜川西の交差点です。だいぶん浜松の市街地に近づいて来た感じがしますね。
目の前に高いビルが見えて来ました。浜松の市街地ももう少しです。実はこの先に一里塚跡があるのですが、スルーしました。
浮世絵 浜松宿
宿場外れの木の下で焚き火をしている様子です。遠くに見えるのが浜松城と城下町。
現在の風景です。もう少し北側の街並みが絵のモデルだとは思うですが、街の景色を入れながら現代の宿場町が見える角度にしていました。そしていよいよ浜松の市街地に突入です。
浜松宿に到着
この辺りが浜松宿の江戸見附跡。この辺りから浜松宿です。大きな街ですね。
なんと浜松の街ではお祭りの真っ最中です。山車が準備されています。
こちらが本陣跡。街中なので立て看板だけです。
横でお祭りの焼きそばを食べだしたお兄ちゃんがのいてくれないので、とりあえず一緒に撮影しました。
この旅ではずっとサングラス兼用の色付きUVカットメガネをかけてたんですが、かなり汚れてしまい、お掃除のためにZoffのある百貨店へ。
ここもお祭り一色。山車が展示されていて、法被姿の人に声をかけると、夜がいちばん盛り上がるから見ていけ!東海道は逃げないから、と言われました。
とはいえ、この浜松宿に到着した時点で時刻は15時。翌日の行程を考えると、できれば今日中に吉田宿まで行きたいのでお祭りは諦めました。
繁華街を抜けて、この辺りが浜松宿の京方見附。日も傾いてきたので、次の宿場へと急ぎます。
つづく
“東海道五十三次day6-④浜松宿から舞阪宿まで”
“東海道五十三次day6-②袋井宿から見附宿まで”
“東海道五十三次day6まとめ・距離・時間・ルート・予算”
“東海道五十三次の旅「日本橋から京都」全行程まとめ!”