旅行で高いところから動画撮影したいなって思っても、ドローンは飛ばせないし、普通の一脚だと不安定だし、という場合があると思います。
そんな時に役立つのが、Manfrottoの「Fast GimBoom」です。かなり値段高めの一脚なんですが、汎用性がすごく高いので、ドローン風撮影以外にも仕事や旅行で大活躍しています。
今回はこちらの一脚についてご紹介していきます。
目次
Fast GimBoomを使用した動画
東京に仕事で行った時に撮影した動画です。後半の街歩きシーンでドローンのように高いところから撮影しながら歩いているカットがあるんですが、そこはこの一脚を使っています。
開封の儀
こちらが外箱です。最近、海外製のカメラ商品はビニール袋でくることもあるんですが、さすがマンフロット、ちゃんとした箱に入ってきました。
中身は商品と取扱説明書のみ。シンプルな内容物です。この状態が一番短い状態で、50cmほどです。三脚のように嵩張らないので、撮影用バックパックに常に挿しておいて、仕事や旅行に行けるサイズ感です。
こちらが最長の状態です。約115cmなので、一脚にしては短いですが、径が太いのでしなったりはほとんどしません。
トップの接続部分
こちらがトップの接続部分です。3/8と1/4インチネジの切り替え式で、様々な機材を接続することができます。
こちらがジンバルを接続した状態です。かなりの撮影で使ってきましたが、一回もジンバルが外れたことはないし、事故等もありません。
底面部分
底面部分はゴムで地面に置いても大丈夫なようになっています。さらに底面部分のゴムを取るとネジ穴があり、こちらも変換ネジがついていて、3/8と1/4インチネジで接続できるようになっています。
伸縮の方法
一脚自体の伸縮は、先端のゴムの部分とFASTと書かれている真ん中の部分をねじる感じで回してロックを外したり、ロックをかけたりすることができます。
少しコツがいるんですが、そこまで力を入れなくてもロックがかかるし、撮影中にロックが外れたことは今のところありません。
ドローン撮影以外でも使える!
最初、ドローン撮影風にだけ使う一脚として持っていってたんですが、いまでは様々な使い方をしています。
底面に足をつけて自立させて置けるようにして、トップに雲台をつければ一脚として利用できます。高さは出せないですが、普通の一脚より頑丈で安定感があります。
またネジ穴に付けられるスピゴットをつければ、ストロボ等も付けられるし、雲台とセットしてタブレットサイズくらいのライトもつけられます。
軽いので片手で持ちながらライティングをし、カメラのスチール撮影したこともあります。
さらに前にある木々を避けて建築物を撮影するときに、ジンバルに載せて高く掲げながら、スマートフォンでシャッターを切るといった使い方もしました。
いろんなシーンで大活躍しています。
Fast GimBoomと一緒に使うと便利なもの
様々な使い方ができる一脚なんですが、個人的に色々アクセサリーを取り付けてさらに使いやすくしています。そこで、どんなアクセサリーを買って使っているのか、ご紹介したいと思います。
スピゴットなどに使える変換アダプター
ライトやストロボを取り付けられるスピゴットにもなる変換アダプターです。ネジやネジ穴を組み合わせることで、3/8インチ、1/4インチネジに変換できて様々な機器と接続することができます。
普通の三脚でもライトスタンドにできるので、撮影用の機材バッグに入れておくと便利です。
自立させる時に使う「耐荷重80kgのミニ三脚」
Fast Gimboomの底面部分にミニ三脚をつけておくと自立させることができます。
安定感はそこそこなので、カメラつけっぱなしで手を離す度胸はないですが、移動時やセッティング時に立てて置けるようになり、負担がかなり少なくなりました。
いま使っているのが上の三脚で、ジンバル付属の三脚より大きく安定しているし、耐荷重も80kgまであるので、この一脚につけるのにピッタリのミニ三脚でした。
ストラップをつけて肩掛けで移動できる
サイドに1/4インチネジ穴があるので、そちらを利用してストラップをつけられるようにしています。
ジンバルとカメラをセットで取り付けるとそこそこの重量がありますので、こういうストラップで肩や首に荷重を逃すと楽に移動ができます。最近、長距離移動を伴わない撮影は、ジンバルを取り付けたまま、肩がけで移動しています。
今使っているストラップネジはなくなっているいるため、似たような商品を探して貼っています。2箇所にこれをつけてストラップが付けられるようにしています。
ストラップはニンジャストラップを使っています。ストラップの長さをスピーディーに変えられるのはもちろん、ストラップが1脚に接触してもあまり音が出ないので動画撮影にも便利に使っています。
LEDライトやストロボの接続に便利な自由雲台
便利に使える雲台です。ベースだけ360度回転するし、首振りも自由にできますが、1眼はちょっと厳しいです。(何回か使ったことがありますが、必ず手を添えて使いました。)
便利に使えるタブレットサイズのLEDやクリップオンストロボをつける時に使っています。
タブレットサイズのLEDライト「ULANZI LT003」
10インチタブレットサイズのLEDライトです。
よく見るスマホサイズのライトより光量があり、色温度やカラーも変えられるので、室内の物撮りやバストアップの人物撮影に使っています。特にこの1脚とセットで使うことが多くて、荷物を少なくしたい仕事や旅行時に重宝しています。
Amazonにはもうなくて、楽天とYahoo!ではまだ販売しています。
荷物を減らせる多機能な一脚!
本来の目的であるドローン風撮影だけじゃなく、一脚として使ったり、ライトスタンドとして使ったり、組み合わせ次第でいろんな使い方ができる「FAST GimBoom」。
ちょっと一脚としては値段が高めですが、携帯性や汎用性が高いため、撮影の幅が広がることは間違いなしです。
ドローン風の撮影をしてみたい、旅行の機材を減らしたいという方は、ぜひ一度、使ってみてください。