仕事でも旅行でもいちばんよく使うレンズが16-35のGM2です。35mmでポートレートも撮影できる便利なレンズなんですが、被写体との距離が近くないと背景がボケないので、ちょっと被写体に緊張感を持たせてしまうことがありました。
そこでポートレート撮影やその他いろんな撮影に使いやすいズームレンズを探していたところ、いちばん感触が良かったのが35-150のTamronのレンズだったので、それを買いました。
ポートレートはもちろん、簡単な物撮りなどにも使える便利なレンズなんですが、欠点があって、長い、重い、デカイレンズなんです。
持っているカメラバッグだとカメラをつけた状態では収納できず、ちょっと困っていました。
そこでPGYTECHやPeakdesign、Vanguardいろんなカメラバッグを試して、いちばん良かったのが、おしゃれカメラバッグ「WANDRDのローグスリング9L」です。
11Lの別のカメラショルダーを持っていましたが、それよりも収納力が高いと思いました。
デザイン性が先行しすぎて、選択肢から外れている人も多いと思いますので、今日はこのバッグがどれだけ良かったか書いていきたいと思います。
目次
デザイン性と使いやすさを両立した外観
こちらがカメラバッグ正面です。細身でカメラバッグ感がおしゃれなデザインですね。
このメーカーさん、色で値段が変わるんです。一番高いのが黒で、安いのがブルー。特徴的な真ん中くらいの価格のオレンジを選びました。
Wandrdのカメラバッグは、デザイン性だけで使いにくいんじゃないかと思っていたんですが、かなり考え込まれたバッグで機能性がすごく高いです。
最近のカメラバックはラウンドさせたデザインが多いんですが、これは四角いデザインで、高さを抑えた横長のデザインです。このデザインが収納力のポイントでした。
持ちやすい上部とサイドの取手
カメラバッグのフタの上に大きな取手があり、床置きする時などに持ちやすいです。ただフタの左右にテンションがかかって少し真ん中部分がシワになるので長時間の持ち運びには向かないです。
このカメラバッグはサイドにも取手がついていて、こっちの方がよく使います。やっぱり蓋を持つよりも構造的にしっかりしている部分に付けられているので、持ちやすいです。
メッセンジャーのように背負えるショルダーベルト
ショルダー部分のクッションは薄めですが、アクセサリー等が付けられるアウトドア仕様になっています。ショルダーとしても使えますが、背面下部からもう一つベルトが出てきて接続することで、メッセンジャーのように3点で体を支えて背中に背負うことができます。
背負いやすさの決め手・背面クッション
バッグの背面はクッション性の高い素材で、メッシュにもなっているので通気性も高いです。
こういうカメラショルダーって背面にクッションがついてないので、腰に負担がかかることが多いんですが、このバッグは背面のクッションがしっかりしているだけでなく、体にフィットするのでカメラバッグの重さを体全身に分散できるようになっています。
色々ショルダーを試しましたが、背負いやすさはこのバッグが僕はいちばん良かったです。
長物も挟める正面ベルト
正面にはベルトが左右2本あり、脱いだ上着や長物などを取り付けたりできます。ただ長物を取り付けるなら次でご紹介する下部収納です。
三脚等を入れる袋状の収納
カメラバック下部から左右があいた袋状の収納を出すことができます。トラベル三脚等を持ち歩きたい場合は、ここに収納すると持ち運びやすいです。
横からの写真ですが、袋状のところに三脚とかを入れて、サイドのにある巾着の紐みたいなので縛る構造です。
小物入れに使える正面収納
正面にある収納はそこまでマチもないので、薄い財布や名刺入れなどの収納に便利です。一番右にフックがついていて、ポケットも少し分けてあるので、鍵等の収納にも向いています。
横長なのが使いやすいメイン収納
メイン収納は横長の収納で高さは抑えられているんですが、意外にもこのサイズが自分のレンズ構成にはぴったりでした。
フタ部分の裏はポケットになっており、お手入れ道具等を入れられるようになっています。あと背面側に薄いポケットがあり電池やフィルター等を収納できるようになっています。
持ち運びするレンズは2本、1635GM2とTamron35-150。カメラはα7Ⅳです。仕分けはレンズ収納部分とカメラとレンズをセットにして入れる部分の2箇所にしていて、上記写真は、35-150をレンズ入れに縦に入れて、1635GM2とカメラを使用できる状態で収納できるパターンです。高さが低いように思ってたのですが、レンズだけなら35-150が縦収納できるるのが気に入りました。
こちらが35-150とカメラをセットにして入れて、1635GM2をレンズ入れに入れた状態です。この35-150とカメラのセットが意外にショルダータイプで綺麗に入るメーカーがないんです。このカメラバッグは寝かすことにはなりますが余裕で入れられます。
意外に入る、拡張もできる背面収納
背面クッションとメイン収納の間に収納があるんですが、ここに結構ものが入ります。タブレットや、小さな照明、モバイルバッテリーなども入れられます。。ここはメイン収納のポケットと入れるものを入れ替えたりしています。
この部分も収納が伸びる仕様になっていて、大きめのタブレットやPCも入れられるようになっていますが、極力この拡張は使わないようにしています。
使った感想
今このカメラバッグをメインに使っているんですが、その理由を書いていきたいと思います。
収納しやすく移動もラクラク
自分がメインに使っているカメラとレンズ2本を効率よく持ち歩けるようになっただけでなく、フィルターや予備の電池などもまとめて持ち歩けるのですごく役立っています。ストロボのいらないカメラ仕事はこのバッグだけで、旅行やスタンドなどがいる仕事には、アウトドア用のバックパックを背負って、このバッグを体の前に掛けて移動しています。
40Lくらいある大きなカメラバッグひとつで移動するより、効率よく移動できるし、荷物の重量も分散できるので、体への負担も少ないです。
立ったままレンズ交換できる
フタが前側に開くので、交換するレンズやカメラが見やすいです。またフタが壁になるので、立ったままレンズ交換する時も安心です。電池交換やフィルターの取り付け、ブラシやブロアーを使ったお手入れなども立った状態で行うことができます。
他のカメラバッグにくらべて、四角いデザインなのも使いやすくなっているポイントだと思いました。
余裕が持てる拡張性能
拡張機能はあんまり使わないのですが、もしもの時の余裕があるので、カメラ仕事のパッキングに余裕ができるようになりました。
またアウトドア系の拡張機能があるので、ペットボトルホルダーやカラビナなどを取り付けて、自分流の使い方にアレンジできるのもいいところです。
デザイン性以上に収納力あるカメラバッグ
Wandrdっておしゃれカメラバッグメーカーで自分にはご縁がないかなと思っていたんですが、いざ使ってみるとめちゃくちゃ使いやすくて感動しています。
他社製の10L前後のカメラバッグだとちょっと収納的にイマイチだなと思ってたことが、このカメラバッグだとスッキリ解決できたので、ちょっと値段高めでしたがすぐに購入することにしました。
今では仕事でも旅行でもメインのカメラバッグとして使っています。
オシャレバッグなのに、収納力抜群で長時間持ち歩いても疲れにくいカメラバッグです。ぜひ一度、使ってみてはいかがでしょうか。
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