藤川宿を出たところで14時すぎ。
名古屋にある本日のゴール・宮宿まで50kmくらいあるので先を急ぎたいのですが、連日の疲れもあってかペースダウンしつつありました。ブロンプトン東海道五十三次の旅7日目も後半戦。陽のあるうちにできるだけ進もうと思います。
目次
ルート案内「7kmのミドルコース」
藤川宿から岡崎宿の間は約7kmのミドルコースです。住宅街と国道1号線を走る平坦なコースですので快適に進めますが、交通量が多く、大きなトラックも通るので気をつけてください。
見所は岡崎の城下町。二十七曲がりというクネクネした道をトレースすると面白いですよ。
藤川宿を出て旧街道を進む
藤川宿を出ると最初に一里塚跡に出会う予定だったので探していると、山王堂というお堂の敷地内に大きな石碑を発見しました。これが一里塚跡かと思ったら、松尾芭蕉の歌碑。
寛政五年に建てられたものらしいです。いろんな記念碑をこの旅で見てきましたけど、素材が石のものは保存性が最も高いですね。
藤川の一里塚
芭蕉の歌碑から少し進んだところにある住宅の生垣に、一里塚跡の表示が。こちらはひっそりと建てらているので見逃すところでした。
吉良道道標
Gopro動画の切り出しなので見にくいですが、道路分岐の真ん中に道標(石の道しるべ)が建っています。左に行くと吉良道という幡豆郡吉良町につづく道。右が東海道です。
藤川の松並木
先ほどの分岐から少し進むと、ここにも美しい松並木が残っています。後から調べましたが、藤川の松並木として有名なようです。
国道1号線と旧東海道を進む
松林を抜けて進むと、再び国道1号線と合流。
しばらく進むと旧東海道は1号線と分岐。左の脇道へと進みます。
住宅街の中に入ってきましたが、このあたりも松並木が少し残っていて旧街道の雰囲気が味わえます。
このあたりはかなり平地で進みやすいです。古い街並みというよりは、新しい家も目立ってきました。
県道48号線を横断し、向こう側へ。少し緑が見えてきました。
そして東海道は農道のような雰囲気に。田んぼの中を進みます。
真っ直ぐ進むと、東海道はこの先で右へ急カーブ。乙川という川に当たるので橋を目指します。
再び国道1号線と合流し、乙川を渡ります。
乙川を渡っているところです。車道が狭くて危ないので、ここの橋では歩道を進みます。
乙川は水量も多く、穏やかな川ですね。キレイな景色だったので一枚撮影しました。
乙川を渡るとすぐに左へ。旧東海道に戻ります。
旧東海道に戻ったところの街並みです。なんだか懐かしい感じがします。
しばらく住宅街を進むと、国道1号線を横断。東海道は向こう側へと続いています。
国道1号線を横断したところの街並み。シルバロードの標識、初めて見ました。標識にしては、おばあちゃんのルエットが可愛いいですね。
少し進んだ交差点、正面ちょい右あたりに道標が見えます。
拡大写真。右は東海道だと思うんですが、左はなんて書いているんだろう、つくて?こういう書体も勉強しておくべきでした。
大平一里塚
先ほどの道標から少し進んだところにあるのが大平一里塚で、左側が現存しています。右側は常夜灯が立っていますね。
こんなに陽が高い時間に現存する一里塚を見るのは久々なので、引いて全体を撮影してみました。
一里塚の下には、看板、石碑、観光案内板のオンパレード。置きすぎじゃないかなと思います。
塚は昔のままだそうですが、上に生えている榎は台風で倒れたらしく、植え替えられたそうです。地元の人たちに大切にされてるのが感じられます。
一里塚を過ぎると再び懐かしい街並みの中、東海道を進みます。
再び国道1号線と合流し、一気に岡崎へ
東海道はここで再び国道1号線と合流します。
旧東海道は1号線から右に分岐するので、右側の歩道を走行します。
ただ分岐した道もすぐに国道1号線に合流するようだし、次の分岐も右側なので、ここは1号線を直進することにしました。
ガソリンスタンドの前で1号線と分岐。右が岡崎の街中に進む旧東海道です。
旧東海道は再び住宅街の中へ。新しい家が目立ち始めましたね。まもなく岡崎宿に到着です。
岡崎宿に到着
岡崎は二十七曲と言われていて、城下町が防衛施設も兼ねてクネクネと曲がっていたそうです。ここがスタート地点。
関所の入り口のようなモニュメントがありますね。実際にあったんでしょうか。
ちなみにこのあたりが岡崎宿の江戸見附跡。
拡大写真です。石のモニュメントがありますね。その左にある茶色のモニュメントが二十七曲がりの角を案内してくれるものです。
曲がり角で茶色のモニュメントが立っています。27回本当に曲がるのか数えようと思いましたが、途中でやめましたw
こんな風に突き当たりがあり、クネクネと道が曲がっていきます。
東海道にまつわる石像
岡崎の街中には石像が点在していて、説明書きとともに宿場や東海道にまつわるモノ・コトを紹介しています。こちらは旅籠屋。
こちらはお茶壺道中。
将軍に献上する茶壺が東海道を往復する幕府の権威を示す行事のひとつだったそうです。
これは飯盛女。宿で接客してくれるお姉さんですね。そこそこの数があるので、機会があれば全部見てみたいです。
本陣跡
地図上は本陣跡と書かれていた場所ですが、ここには何もなく・・・・
ミニストップの前で本陣跡を発見。
ここでブロンプトンと記念撮影です。
岡崎信用金庫
東海道沿いに進んでいると、立派な煉瓦造りと建物が見えてきました。これは岡崎銀行(三菱UFJになってます)の建物だったそうです。
現在は岡崎信用金庫が買い取って博物館にしています。なかなかやるな岡崎信金。
お昼ご飯は名古屋名物!
横断歩道を歩きながら岡崎の街を撮影。結構大きな街ですね。時刻も15時。昼食を取っていないので、ここで調べておいたお店へ向かいました。
名古屋のファーストフード 、スガキヤです。
ラーメンとかやくごはん、そしてサンデーが付いた夢のセット。地元の滋賀にもあって、よく祖父に連れて行ってもらいました。
謎の白い液体スープに温泉卵。
スガキヤにしかないラーメンフォークでいただきます。すぐお箸に持ち替えましたがw
具少なめのかやくごはん。これ、これ。
そして最後にサンデーで締めます。
時代の流れからか、スガキヤもいろんなラーメンがあるんですね。野菜ラーメンとか。健康無視した炭水化物&糖質メニューが素敵だと思うんですが。
岡崎城を眺め、次の宿場へ
岡崎の街をクネクネ曲がりながら進んでいると、再び1号線に激突。中央分離帯の向こうが東海道なので、迂回します。
ちょうど岡崎城が見えたので、写真を一枚。
二十七曲の記念碑は、後半になると茶色の標識から石になってました。
ここから少し進んだところが見附跡。すごく焦っていて写真をとるのを忘れてしまったんですよね。
あまりにも疲れていたのか岡崎の街で休憩をしてしまい、時刻は16時後半に。陽もかなり傾いてきたので、次の宿場を目指して急いで出発です。
つづく
“東海道五十三次day7-⑤岡崎宿から池鯉鮒宿まで”
“東海道五十三次day7-③赤坂宿から藤川宿まで”
“東海道五十三次day7まとめ・距離・時間・ルート・予算”
“東海道五十三次の旅「日本橋から京都」全行程まとめ!”