池鯉鮒宿を出た時点で18時半を過ぎていたブロンプトン東海道五十三次の旅7日目。池鯉鮒宿(ちりゅうしゅく)という読めるかー!という宿場を過ぎて、次の鳴海宿へ向けて進みます。
目次
ルート案内「11kmのロングコース」
池鯉鮒宿から鳴海宿の間は、11kmもあるロングコースです。真ん中くらいに桶狭間を含む丘陵地を通るので多少のアップダウンがありますが、走りやすい道でした。
見所は、浮世絵のモデルにもなっている間の宿・有松。暗くなってからだったので店が閉まってましたが、古い建物が残っていて宿場の雰囲気を楽しめます。
池鯉鮒宿を出発
宿場から出たところにあるのが、この総持寺。三国志なんかに出てきそうな中国風の建物ですね。
街道の景色はこんな感じです。この先が川になっていてるので空が抜けて見えますね。もう陽が沈みそう。
逢妻川を渡ります。
橋の真ん中から一枚。もう太陽があんなに低くなってますね。今日も陽が沈んでからも旅を続けるのは決定ですが、昨日みたいに山の中ではないので暗闇を走ることはありませんでした。
橋を渡ったところにあるこの交差点を左折。1号線と合流します。
道路標識が見えてきました。ちょっと写真が暗かったので明るくしたのが次の写真。
ついに我が故郷「大津」の文字が。あと164km先なんですね。
一ツ木一里塚跡
刈谷市一里塚町の歩道橋。この付近に一里塚があったそうです。記念碑があるそうなんですが見当たらず。先を急ぐのでここはスルーしました。
一里塚を過ぎてそのまま国道1号線を北西へと移動します。
このガードレールの向こう側に小さな道があり、旧街道はそちらに分岐します。ただすぐに国道1号線に合流するので、ここはパスして直進します。
先ほど分岐した道が国道1号線にぶつかり、国道の向こう側へと続きます。左が旧街道なので、ここは旧街道の方に入ってみました。
こんな感じの住宅街の中の道をまっすぐに進みます。
太陽も沈んだようです。空のグラデーションが美しいですね。
そして再び国道1号線にぶち当たります。横断した向こう側が旧街道なんですが、ガードレールで進めないため、ここは迂回します。
迂回して再び旧街道へ。左が国道1号線。右が旧街道になります。
住宅も少なくなり、抜けのいい空間が広がってきました。
三河国から尾張国へ
そして境川という川に到達。目の前の橋が境橋です。この橋を越えると三河国から尾張国へ。
小さく橋の説明が書かれています。何度も流され再建されたみたいですね。
橋の上から一枚。こっちが三河、こっちが尾張。っていう境界線に立っています。
橋を渡って向こう側へ。この先で再び1号線と合流です。
1号線をしばらく走ったたあと、再び1号線と分岐して旧街道へ。
阿野一里塚
1号線から分岐するとすぐに現れるのが、阿野一里塚。ここは右側が現存しています。
左側もこんな感じで土台が残っています。
一里塚を過ぎてしばらく行くと再び1号線と合流、少し谷のような地形に入ってきます。この辺りから少し上り坂に。
桶狭間の古戦場
東海道の脇に現れるのが桶狭間の戦いがあった場所とされているところです。
今川義元の大軍を織田信長が破った戦いですね。
この辺りは丘陵地な上に複数の砦を織田側が築いていたんですよね。古文書なんかを見ると今川側が砦攻略で兵力が分散しているところを、信長と精鋭部隊で今川義元の本陣をついたようです。地の利、情報戦、そしてわずかなチャンスを活かした信長の一発勝負の勝利。
戦いの経過は諸説あるようですが、この戦いで信長の運命が大きく変わったのは確かです。
この付近は公園になっていて、いろんな碑文が立っています。
この看板はこの付近にある石碑を紹介する地図。どんだけあるんだw
古戦場から過ぎたところで、1号線から分岐します。これは分岐した道から振り返って国道1号線を撮影したところです。桶狭間って感じしますね。
間の宿 有松
しばらく進むと古い建物が多い町に出てきます。ここが間の宿・有松です。
浮世絵 鳴海宿
鳴海の浮世絵は間の宿・有松の風景です。ここ有松の絞り染めは有名だったそうで、その染め物を売っているお店が絵のモデルです。
同じような角度から撮影してみました。正面にあるのが絵のモデルの商家「井桁屋」さんで現在も営業されています。ここに来たのが19時40分すぎだったので閉まってましたが・・・
この有松は古い街並みがしっかりと保存されていてキレイです。次はもう少し早い時間に訪れてみたい町です。
有松の一里塚
有松から少し進んだところ。名古屋第二環状自動車道の高架が見えてきます。その下にあるのが有松の一里塚跡です。一里塚風の花壇が作られていました。
陽も沈んでスピードアップ
陽も沈んだので、ちょっとスピードアップ。写真を撮る量を減らして、ひたすら旧街道を進みます。
扇川にかかる橋の上から一枚。すっかり辺りは暗くなりましたが、街中なので道は見えています。この橋を渡ると鳴海宿。
鳴海宿に到着
ここが鳴海宿の江戸見附跡です。防衛を考えたクランク状の路地ですね。
急いでいたというのもありますが、とりあえず本陣跡で記念撮影。この街はそこまで宿場で観光を!という街ではなく、普通に生活する町になってます。
宿場内を進んで行くと一本の常夜灯と出会います。ここが鳴海宿の京方見附跡です。
時刻は20時すぎ。本日の目標・宮宿は次の宿場なので、このままの勢いで一気に駆け抜けたいと思ったのですが・・・
つづく
“東海道五十三次day7-⑦鳴海宿から宮宿まで”
“東海道五十三次day7-⑤岡崎宿から池鯉鮒宿まで”
“東海道五十三次day7まとめ・距離・時間・ルート・予算”
“東海道五十三次の旅「日本橋から京都」全行程まとめ!”