赤坂宿を出発したのが13時前だったブロンプトンで東海道五十三次の旅day7。朝寝坊したのが痛いですが、今日は名古屋まで行く予定なので、頑張って先へ進みたいと思います。
目次
ルート案内「9kmの山越えコース」
赤坂宿から藤川宿の間は約9kmの山越えコースです。と言っても丘よりは高く、峠ほど傾斜がないので、ここまで辿り着けた人なら大したことないと思います。
赤坂宿を出ると上り坂が本格化、頂上を過ぎると間の宿・本宿まで下り坂。そこからは緩やかな下り坂を進んで藤川宿に到着します。
見所は、赤坂宿を過ぎたところにある田園ですね。春から夏にかけては美しいと思います。
上り坂を進む
赤坂宿を出てから緩やかな上り坂が続きます。かなり田舎っぽい感じの道になってきましたね。
街道から外に目を向けると、田植えの終わった田んぼと里山の風景。日本の原風景という感じがします。
だいぶん山に向かって進む道って感じがしますね。東海道は三河湾オレンジロードの高架を潜って、先へとつながっています。
集落の建物もかなり古いものが中心になってきました。ここから少し先に長沢一里塚の跡があったんですが目印等を見つけられませんでした。
よく見ると田んぼの畔が石垣でできていますね。このあたりは古くからある田園なんでしょうか。
街道の横を流れる川の向こう岸は、護岸工事されていません。昔ながらの田舎の土手です。
田んぼと集落が交互に現れる街道の風景を楽しみながら進みます。大きめの集落は自転車通学が多いのか、側道がカラーになっていますね。
街道脇にあった巓神社の参道入口と常夜灯。これもかつては街道を照らしていたんでしょうか。
ちなみにこの神社はここからさらに山の中にあるようです。
周りの家は大きなお屋敷が多いですね。時代が変わっても街道沿いの雰囲気が町並みから感じられます。
1号線と合流。本格的な登りへ
ミンクスという謎のホテルの看板が出てきたところで、東海道は国道1号線と合流します。
前の道が1号線。左折してさらに山を登っていきます。
かなり本格的な登りになってきました。
ただ連日の旅で体が慣れてきているのか。かなり好調に登っています。
1号線を一気に降り、本宿へ
この先が頂上。ここを越えると一気に下り坂になります。
この辺りから加速して降っていきます。
降りの途中で岡崎市へ突入。ひたすら駆け降りていきます。
間の宿 本宿
東海道は1号線の側道に分岐するんですが、この先で合流できるので、スピード優先でこのまま降ります。ちなみにこの辺りから間の宿・本宿になります。
名鉄の本宿駅の手前で左折して、旧東海道に合流。
ここが本宿の街並み。古代の道路や鎌倉街道沿いの町として古くから栄えていたそうです。
ちなみにここの代官を務めていた冨田家は、科学者や医者、シンセサイザーでおなじみの冨田勲などを輩出しているそうです。
本宿の一里塚
本宿の街道沿いにある一里塚跡。
旧街道を進む
本宿の街並みを街道沿いに進みます。
しばらくすると道路の左手に古い家が現れます。
ここは宇都野龍碩という蘭方医のお家らしいです。
江戸時代に種痘をしたと書かれています。医術の進んだところだったんですね。
再び国道1号線と合流
本宿を出ると再び国道1号線と合流。看板を見ると本日のゴール「名古屋」の文字が。55km先ですね。
ほぼ真っ直ぐな道。しかも緩やかな下り坂なので、快適に進めます。
このあたりは国道の反対車線を越えたところに旧街道へと分岐する側道があるのですが、タイミングよく渡れず・・・
地図で確認すると、すぐに国道1号線と再合流するので、このまま直進することにしました。
ちょどこの辺りで、先ほど分岐した旧街道は国道1号線と合流します。
国道1号線をまっすぐ進んで行くと道の駅・藤川宿の看板が見えてきます。ここで左に分岐する道が旧東海道。そしてその先にあるのが、藤川宿の入口です。
藤川宿に到着
ここが藤川宿の江戸見附跡。現在は公園になってます。
浮世絵 藤川宿
藤川宿の浮世絵は、この江戸見附にあった棒鼻と呼ばれる場所。新居宿で棒鼻跡は見たんですがどんな場所かはわからなかったんです。本当に棒が立ってたんですね。
ちなみにこの絵は、朝廷に献上する馬が通っている場面らしく、役人や旅人が土下座してます。
現在の風景がこちら。浮世絵の雰囲気を再現しています。棒鼻だけでなく立て札まで再現されていますね。
立札の片方は藤川宿の説明。
もうひとつはこの場所の説明です。東棒鼻跡だそうです。
東海道ルネッサンスというようわからんイラストがついた看板。この宿場の見所が書かれています。
宿場内をゆく
宿場内の風景です。大きな駐車場もあるので、観光に便利そう。
こちらが本陣跡。近くに資料館などもあるそうですが、とても行く時間がありませんのでスルーします。
さらに進んでいくと、こちらが京方見附の跡。西棒鼻跡と立て看板に書かれています。こちらも再現系ですね。
こちらは藤川を読んだ歌碑。このタイプの石碑は久々。愛知県に入って初めてかもしれません。
この藤川宿は軽く写真を撮っただけで出発!
時刻は14時すぎ。名古屋に着くのが目標なのに、まだかなりの距離が残っています!急がないと!!
つづく
“東海道五十三次day7-④藤川宿から岡崎宿まで”
“東海道五十三次day7-②御油宿から赤坂宿まで”
“東海道五十三次day7まとめ・距離・時間・ルート・予算”
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