浜松のうなぎ屋さんで思わぬ時間ロスをしてしまった、ブロンプトンで東海道五十三次の旅6日目もいよいよ後半戦に。陽も傾いて来たので、次の宿場を目指して自転車を漕ぎだしました。
目次
ルート案内「11kmの走りやすい平坦なコース」
浜松宿から舞阪宿までは約11kmのコースです。非常に平坦で路面状態もいいので、ブロンプトンでも十分スピードを出せるコースでした。ただ交通量は多いので、事故にはお気をつけください。
見所は、舞阪宿手前にある松並木。長い区間、きれいに整備されているのでおすすめです。
※この区間、トレース機能をオフにしていたため、前半のルートが直線になっています。
雄踏街道から旧東海道へ
浜松宿を出ると雄踏街道という道に出ます。東海道の側道らしく、主に輸送路として使われていたそうです。
しかし雄踏街道とはすぐに分岐します。旧街道は左斜め前の住宅街へ。
写真をとった側にお地蔵さんが。気づいたので旅の無事をお祈りしました。後で調べたら子育て地蔵という名前だそうです。
住宅街をしばらく進むと、東海道本線の高架が現れます。ここを潜って、正面の国道257合線を左へ。
先程の高架を潜り、国道257号線と合流したところです。ここからは一気に南西へと進みます。目の前にあるのが東海道新幹線の高架、ここも潜って先へ進みます。
国道257号線を快走する
国道に出ると道が良くなり、しかもずっと平地なので、スピードアップできます。両側に松並木が、ちらほらと。ちなみにこの先に一里塚跡があったのですが、わからないのでスルーしました。
かなり郊外って感じの街並に。それにしても変わり映えのしない景色がずっと続きます。
突然始まる自転車専用スペース。ずっとこんな感じの道なら嬉しいんですけどね。国道257号線に入ってから、かなりのスピードで走ってます。
ちょいちょい残る松並木と国道。かなりの距離を走ってるんですが、写真や動画、どれも変わり映えのしない景色ばかりです。
国道257号線と分岐
長い時間走ってきた国道257号線とお別れする目印は、この二又に別れる道です。手前が国道257号線。奥にある県道316号線が旧東海道になります。
先ほどの分岐から県道316号線を少し進んだところ。道は2車線ですが住宅街を進む道になります。
間の宿 篠原
先ほどの分岐からしばらく進んだこの辺りが間の宿、篠原。この時は時間がなかったので止まらず進みました。
そして代わり映えのしない道がひたすら続きます。陽が暮れてきたのでかなりのスピードで進んでます。
逆光で分かりづらいですが、道の両側に広がる松並木が見えてきました。
ここの松並木は保存状態もよく、綺麗な街路樹です。走っていて楽しいですね。
保存状態のいい舞阪の松林
松並木通りの終点はちょっとした公園になっていました。そこに浪小僧の像が。
こいつは妖怪で、波の音で天気を知らせてくれるそうです。豊作を祈る神様のような扱いもされているとか。遠州一体でこの妖怪伝説があるらしいです。
近くにある地図を見ると舞阪宿はもう少し先みたいです。
先程の公園から少し進むと、松並木通りは終了。目の前の国道301号線を横断したその先が舞阪宿です。
舞阪宿に到着
こちらが舞浜宿の江戸見附の跡。石垣で作られていたようですね。
石垣の裏に案内看板がありました。やはり交通の要所だけあって、かなり警備が厳重だったようです。
舞阪一里塚跡
宿場内に一里塚があったようですが、現存はしていません。ただ両サイドが公園になっていました。こちらは道の左側。
一里塚跡はこんな感じです。
一里塚の前にあった常夜灯もそれなりに歴史があるらしいです。
これは大火があった後に建てられたらしく、街灯としてだけではなく、火の恵みに感謝し、火の用心を誓う象徴でもあったようです。
宿場宿場で大火とそのあとの秋葉信仰を見てきたので、この東海道沿い文化の特徴なんでしょうね。
こちらは道の右側。ベンチがあって休憩スペースにもなっています。
一里塚から少し進むと本陣跡に到着。今は普通の住宅と駐車場です。
浮世絵 舞阪
舞阪の浮世絵はここから西にある弁天島方向と東にある富士山が同時に見えるという、とんでも圧縮風景画です。
おい広重、江戸の人はわからんと思って無茶描いてるだろって絵ですね。ちなみに、真ん中のでデカイ山もないです。広重のファンタジー浮世絵ですね。
現在は海沿いにも家が立っているため風景が見えません。西も東も撮影しようとするとこんな感じですね。
とはいえ漁港の方まで出て浜名湖を撮影しました。目の前にあるのは、国道1号線にかかる大きな橋です。
沈む夕日をセンターにして対岸を撮影。
振り返って町側を撮影。
広重の浮世絵っぽく撮影するとしたら、こんな感じかなと一枚撮ってみました。やっぱり広重の絵のようなところはないですね。
雁木と呼ばれる船着場へ
そして東海道を進むと街道が途切れて海に。
ここ舞阪宿から次の新居宿までは、海上ルートになります。現在は舟がないので、迂回路を走ることに。
看板によると雁木と呼ばれる石の階段でできた船着場だったようですね。
だいぶん日も暮れてきたので、ここで泊まろうかなとも思ったのですが、先のスケジュールを考えると・・・
ちょっと悩みましたが、ここは次の宿場を目指して進むことにしました。
つづく
“東海道五十三次day6-⑤舞阪宿から新居宿まで”
“東海道五十三次day6-③見附宿から浜松宿まで”
“東海道五十三次day6まとめ・距離・時間・ルート・予算”
“東海道五十三次の旅「日本橋から京都」全行程まとめ!”