東海道day6 東海道五十三次

自転車で東海道五十三次の旅day6⑥ 新居宿から白須賀宿まで

日も暮れてあたりも暗くなってきたブロンプトン東海道五十三次の旅6日目。この先の行程を考えると、できれば吉田宿まで行きたかったので、次の宿場を目指すことにしました。

ルート案内「7kmの大きな丘越えコース」

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新居宿から白須賀宿の間は、7kmのややキツめの丘越えコースです。
新居宿からは西に進みますが、潮見坂の入り口から一気に北西へと進路を変えます。潮見坂はこのルートいちばんの難関。かなり傾斜がありますので、注意して進んでください。この坂をクリアすると後は降るだけですが、街灯が少なくて暗いです。夜に行くのはオススメしません。
見所は潮見坂ですね。坂から振り返って見る海は美しかったです。もう少し明るい時間に行きたかった場所ですね。

旧東海道を西へ

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旧東海道は県道417号線と合流。この交差点を右折し、西へ向かっています。

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先ほどの交差点から少し進むと斜め右に旧東海道は分岐します。

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こちらが分岐した旧東海道。古い町並みを突き抜けていきます。

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もう陽の光がほとんどなくなったので、あたりはかなり暗くなりました。

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道の左側が農地のため真っ暗。農地と集落が繰り返し現れます。

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完全に真っ暗な道をなんとか進んでいきます。

白須賀の一里塚

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道の片隅に白須賀の一里塚跡がありました。立て看板によると、ここには立場もあったそうです。どうも白須賀宿はこの場所にあったそうなんですが、津波で大きな被害を受けたため、現在の高台に移転したそうです。

潮見坂

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一里塚跡から少し進むと潮見坂に到着します。旧東海道は、ここで一気に北西へと進路を変えます。

浮世絵 白須賀宿

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この潮見坂が白須賀の浮世絵に描かられた場所です。坂を下っていく大名行列ですね。

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坂から海側を撮影しています。陽が暮れているため、かなり暗いですが、微かに海が見えますね。
ちなみにここは京都からきた人たちが最初に富士山を見られる場所だったそうです。

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潮見坂を登っていきます。道はアスファルトで舗装されているのですが、暗いし急坂。わずかな街灯の明かりを頼りに自転車を押しながら登っていきます。

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振り返ってみるとだいぶん高いところまできました。町や海がだいぶん遠くなりましたね。

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この日いちばんのキツイ登り坂。これは山登りに近いです。

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潮見坂を登って辿り着いたのが、こちら。この先で上り坂は終わりです。

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この頂上にあったのが、おんやど白須賀という施設。
お宿ではなく、津波の記録や白須賀宿の紹介、旅の様子を紹介するジオラマなどがあるそうです。ただこの時間は閉まってました。

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おんやど白須賀からは一気に下り坂に。
ただ道が暗くて見えにくいため、注意しながら進んでいきます。

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降っていくとようやく住居が見えてきました。まもなく白須賀宿。

白須賀宿に到着

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こちらが白須賀宿の江戸見附。クランク状の入り口になっています。

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看板の説明によると、このクランク状の入り口を曲尺手と呼ぶそうです。防衛の役割と、大名行列が道中でかち合わないようにしているとのことでした。

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宿場内を進むと、道端にあったのが本陣跡の石碑。住宅の隅にあったので暗くで見逃してしまい、戻って写真を撮りました。

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現在の宿場町の雰囲気がわかる写真を一枚。
この辺りは鉄道が通っていないため駅からも離れた地域。主要な幹線道路とも離れているため、かなり寂れた町という感じがしますね。

浮世絵 二川宿

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次の二川宿の浮世絵のモデルになった場所が、なんと白須賀宿の中にあります。こんな不思議な状況になっているのは、白須賀宿が津波の被害を受けて移動してきたからです。
浮世絵は三味線を持った三人の女性が歩く姿です。この場所には、かしわ餅を出す有名な茶屋があったそうです。

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現在の風景はこんな感じです。暗くてなんにもわかりませんが、ちょうどこの辺りにかしわ餅を出すお店があったそうです。

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そして東海道は県道173号線と合流します。

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先ほどの合流地点から少し進んだこの辺りが、白須賀宿の京方見附。
時刻は20時なのですが、この辺りには宿泊できるところもなさそうなので、次の二川宿、そしてその次の吉田宿まで行きたいと思います。
つづく


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