前日はたっぷり休息したので順調にスタートしたブロンプトン東海道五十三次の旅Day10。素敵な宿場の雰囲気が残る関宿を後にして、次の坂下宿へ向かいます。ここは鈴鹿峠直前の宿場。どんなところなのか楽しみです。
ルート案内「7kmの上り坂コース」
関宿から坂下宿の間は、7kmの上り坂コースです。
一部傾斜が厳しいところがありますが、そこをクリアすれば荷物を積んだブロンプトンでも十分登っていけます。
見所は街道沿いの長閑な集落。日本の原風景を楽しめます。
国道1号線を進む
関宿を出るとすぐに国道1号線と合流。目の前にあるびっくりやが目立ってますね。道路標識を見ると故郷の大津まで63km。まだ結構ありますね。
もう少し進むと東海道は右に分岐するので、歩道を進みます。
目の前の看板を見ると鈴鹿峠という文字が、ちょっとずつ坂の角度もアップしてきました。
鈴鹿川の手前で東海道は右に分岐します。
まっすぐ進むとちょっとした集落に。
集落を抜けて鈴鹿川を越え、さらに目の前の国道1号線を越えて行きます。前にある細い道が旧東海道。
集落を抜けると再び国道1号線に合流。ここからはずっと1号線を進みます。
比較的緩やかな坂なので快適に進めるのが有難い。もしかすると鈴鹿はそこまで厳しくないのかも。
楽勝ムードを打ち破る「この先急カーブ」の看板が。これはやばい雰囲気がしますね。
浮世絵 坂下宿
ここで出てくるのが、坂下宿で描かれた浮世絵のモデル「筆捨山」。看板の説明によると狩野元信があまりの風景の美しさに筆を投げたという逸話があるそうです。
実際の浮世絵がこちら。山を見るための茶屋があったんですね。
一応、看板のあるところから山を撮影してみました。うーん。なんか違う。
ちょっと違うところから撮影。これも違いますね。
もう少し進んだところ。これくらいが浮世絵と同じような構図になりましたね。
どんどんと山道へ
鈴鹿川沿いを走る国道1号線を進みます。だんだん山の中に入ってきました。
鈴鹿川を渡る橋の上から1枚。さっきまで大きな川だったのに、もうこんな小さな川になっています。
市瀬の一里塚
本日ひとつ目の一里塚跡。ぱっと見て何もなかったんですが、バラックの左に石碑っぽいものが。
拡大して見ると一里塚跡でした。今日はまだ一里くらいしか進んでないんだと、ここで気付きました。
集落の間を街道は巡る
一里塚から少し進むと旧東海道は国道1号線から分岐し、右の集落へ。
しばらくは長閑な集落を進むことになりそうです。
川や崖があるところは何もなく、開けた土地に出ると集落が現れます。
少し開けた土地に出ると田園が広がっています。
集落が点在する道をひたすら登って行きます。
丘の上に天文台が、地図で確認すると鈴鹿峠自然の家だそうです。そちらの方へ旧東海道はさらに細い道に分岐。
鈴鹿峠自然の家には子どもたちが多く来るからか、道沿いに宿場が書かれた杭が打たれていました。よく考えると、この最初の日本橋からここまで来たんですね。
鈴鹿峠自然の家を過ぎてしばらく進むと、先ほどまで集落の中を通っていた道と合流。もう少し進むと坂下宿です。
坂下宿へ到着
こちらが坂下宿の江戸見附。このあたりは旧東海道も二車線になります。
大きなお屋敷もあり、道を拡張した時に潰したのか古い家が少ないです。
こちらが本陣跡。茶畑になっているという新しいパターンです。
記念碑的なものがこの看板しかなかったので、そこで記念撮影。
これから向かう鈴鹿の山々を撮影。なんか思ったより高くないですね。
集落を抜けたこのあたりが、坂下宿の京方見附。いよいよ鈴鹿峠越えに挑みます。本当に鈴鹿峠は厳しいのか?
つづく
“東海道五十三次day10-③坂下宿から鈴鹿峠、土山宿まで”
“東海道五十三次day10-①亀山宿から関宿まで”
“東海道五十三次day10まとめ・距離・時間・ルート・予算”
“東海道五十三次の旅「日本橋から京都」全行程まとめ!”